年と共に・・・

滝と新緑
滝と新緑

今日は午前中はボーイスカウトのバザーの会議。

だから午後からハイキング。時間も無いし雨も降って岩も滑るだろうから、今日は岩場を避けて地獄谷から即山頂へ。

地獄谷はツツジも終わり、今度は新緑が美しい!

広場で遊んでいたら巻き道の岩場からハイカーのお兄さんが降りてきた。

雨で濡れた急な岩場をとてもうまく下りてくる。

城山~荒地山を通り地獄谷を下りていくとのこと。

僕は濡れた岩場は怖くて下りれないけど、彼ならとてもきれいな体の動きをしているので大丈夫と思う。

岩がすべる
岩がすべる

今日はこの岩も滑って登れなかった。

年のせいにする訳ではないけど、このごろ体が動かないし我慢もきかない。

この5月で、このスタイルのハイキングを始めてから十年になる。

それまでは運動らしい運動はしたことがない。

つつじロード 岩の道
つつじロード 岩の道

思い起こせば十年前の春、ボーイスカウトの盟友K氏に、ある飲み会で言われた一言で運動しよう、運動しなくてはと思った・・・

その一言は「前さん、その痩せた体で腹筋十六回しか出来へんなんかあかんで!」というお言葉・・・(今思い出しても情けないような腹立つような・・・)

確かになんも運動してなかったから当時の僕は虚弱であった・・・

その年、花粉症のアレルギーも特に酷く、本気で体質を変えようと思った。

たまたま山と渓谷社から出ていたアドベンチャースポーツマガジンという雑誌を買い、トレランやTJARや石川弘樹さん、田中正人さんを知った。

既存のスポーツが苦手な僕はこれだ!!っと思った。

石川弘樹さんのインタビューからは、僕の好きなヒッピーや禅などの精神世界的なにおいも感じられ、5月の連休から近くの山を走り始めた。

スミレロード 山頂手前
スミレロード 山頂手前

十年経ち、ずいぶん丈夫な体になったと思う。(花粉症も軽くなったし・・・)

もうスピードを上げようという気はないけれど、内容は十年前よりずいぶん濃くなったと思う。

今は岩場(と言ってもクライミング、ボルダリングというほどのものでもないですが・・・)とウォーク、ランのバランスがうまくとれていると思う。

このバランスで80歳くらいまで続けられたらと思う。

霧の山頂
霧の山頂

七曲りを登り山頂の手前でカブ隊のハイキングに会った。

リーダーに挨拶すると、ボーイスカウト神戸第47団の方々だった。

隊長は僕よりかなり年上の方と思うが、この天候の悪い中、多くの隊員を連れて楽しそうに下りてこられていた。

一時は隊員が少なくなりたいへんだったようだが、今では僕が所属する神戸第33団と同じくらい子供たちがいそうだ。

ボーイスカウトのリーダーを元気にする方法は隊員の子供たちを増やすことと改めて思った。とても元気なカブ隊に出会えて僕も元気をいただいた。

横池おたま軍団
横池おたま軍団
八幡谷イチゴロード
八幡谷イチゴロード

季節は春。

今年も同じように横池ではヒキガエルのオタマジャクシが泳ぎ、八幡谷ではイチゴの花が咲いている。

僕も同じように山を行く。

よじ登ったり、歩いたり、走り下りたり・・・・

そして時々空を見たり…

かたつむりの道
かたつむりの道