スコット・ジュレクというランナーは知らなかった。
100マイルレースで華々しい記録を作る彼のニュースは最近知った。
ビーガン(完全菜食主義者)である彼の理想的な行動食に、日本のおにぎりがあった。
影響の受けやすい僕は、今日の行動食をおにぎりにした。
友人の陶芸家が送ってくれた胚芽米に麦を二割ほどまぜ、鍋でゆっくりと炊いた。
多めの塩をして、小さめのおにぎりを四個持って行く。
それといつもはジュースかポカリスエットだけど今日は塩を少しいれた水を持っていくことにした。
おにぎりはいつも使っているグレゴリーのワサッチ12ℓ(旧モデル)のポケットに、二個づつきれいに収まった。
いつもはゼリー飲料二個とコンビニで買ったおにぎり一個を持ってハイキングに出る。
当たり前だけどゼリー飲料よりはるかに腹持ちが良い!
これはいけるな!っと思った。
後は無性に甘いものがほしくなったので、次回は飴でも持っていくことにする。
いつものように地獄谷、B懸尾根を過ぎキャッスルへ。
ザイルをセットしているクライマーの奥で、猫が二匹おいしそうにお食事中。
お母さんがちょっと前に通られたなっと思った。
荒地山の七衛門倉手前から好きなルートで岩を登ってると、意外な方向から僕を呼ぶ声。
猫のお母さんが岩の上に座っておられた。
山で顔見知りにお会いするのは本当にうれしい。
黒岩谷西尾根の入口である土樋割の道標の前に来ると、二人のハイカーが休んでいた。
よく見ると数年前にこのルートを教えてくれた、すごくおしゃれなカップルだった。
以前も八幡谷で度々お会いしたことがあり、向こうは覚えていてはくれてないと思うが、僕は山にはあまり似つかわしくないおしゃれなお二人を好感を持って覚えている。
今日はこれからこの尾根道を登られるという。
尾根道からの紅葉。
曇りの空の下でも美しい。
尾根の途中の松。
いまにも動き出しそう。
山頂へは地獄谷から2時間28分。
塩入りの水のお蔭か足のつりもなかった。
山頂から下りて来る時、スキンヘッドのバイカーさんにお会いする。
ロックガーデンは混んでますよって教えてくれるが、大丈夫、この頃地獄谷から下りてます。
地獄谷はゆっくり下りて西南陵に入る。
体はもうヘロヘロ。
でも頑張って最後の登りに向かう。
西南陵は斜面にはロープが張っている。登りにはあまり必要がないが下りには頼もしいことだろう。
横池まで戻り、雄池の裏を駆け下りる。
疲れているのであまり無理のないよう、八幡谷を駆け下りる。
滝の神社までで計5時間48分。
だんだん時間もこなれてきた。
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