十年ほど、こんな感じでハイキングを続けていると、定番の道具ができる。
一番大事なのは靴と思っている。これはずっとバスクのトレランシューズを履いていた。
しかし昨年、気にいっていたモデルが生産中止になってからは、モントレイルのマウンテンマゾヒストにしている。履き心地、グリップ力などとても満足している。ただしバスクのマインドベンダーから比べると丈夫さにおいて格段に劣っているような気がする。
他の定番では、シャツはモンベルのウィックロンと決めている。
2枚を代わる代わる着ていたが、古い方がボロボロになったので新しくミドリ色のものを買った。
今日はそれを着て、いつものコース。
先週は雨だったのでキャッスルと荒地山は行かなかった。
二週間ぶりに行くと少し様子が変わっていた。キャッスル左側のルートで小さな崩落があったようだ。あちこちで岩が削れている。
登るときホールドに使っていた岩も割れていた。
上の方で見慣れない岩が挟まっていた。
かなり上の方から崩れたのだろう。
登っている時に崩れていたらやられていたかも知れない。
いつも通っているルートなので緊張感も薄れていたけど、自然の中では普通にあることで、自然は人間のことなどはお構いなしということをやっぱり常に頭に入れておかないといけない。
荒地山の岩梯子ルートできらいな場所がある。写真の七衛門倉跡だ。
震災前はきれいな岩の蔵のようだったけど、今では骨組みというか単に岩が乗っかっているだけだ。何となくいつか落ちてきそうで怖い気がしている。
このごろは手前のこの写真の岩を登っている。
けっして普通にハイキングに来る人が登りやすいと思わないのでお勧めはしない。
毎週ここに来てると登り方も何となく分かるものだ。
今日も午後から雨の予報だったので、家を早めに出てここに来れたのはよかった。
出来れば雨になる前に地獄谷を下りたいと思った。
地獄谷から山頂まで2時間47分。下りもだいたい同じ時間がかかるだろう。
理由はないけど天気は持ちそうな気がする。
今日は全山縦走。
昼の12時では山頂のチェックポイントも静かだった。
迷いの森で給水してしばらく進むと雨が降ってきた。
その後雨は降ったり止んだりで、B懸尾根、地獄谷、西南陵とキツイ雨にあわずに助かった。
約6時間、雨にあわなければこのルートが沢在り、岩在り、尾根在りで本当に楽しい。
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